第 171回 ヒューマンコンピュータインタラクション研究会

概要

第171回研究会は沖縄・石垣島での開催となります.
■開催期間: 2017年1月23日(月)~1月24日(火)
■開催場所: 大濱信泉記念館(沖縄・石垣島)
沖縄県石垣市登野城2-70
■懇親会
日時:2017年1月23日(月)19:30
場所:居酒屋 豊年満作 石垣店
https://tabelog.com/okinawa/A4705/A470501/47000979/
費用:一般5100円,学生3100円
■発表申込締切: 2016年11月30日(水)
■原稿締切予定: 2016年12月21日(水)※厳守

問い合わせメールアドレス:sighci171 @マーク sighci.jp



■テーマ:
「身体とインタラクション」
我々のインタラクションは,非言語的な身体シグナルに大きく支えられています.
うなずきや眉ひそめなどの身体運動,手つなぎやハグなどの身体接触,ちょっとした
息づかいや匂いなどの身体特有の存在感,これらの身体シグナルは言語では伝えられない
様々な微妙なニュアンスや気持ちを相手に伝えることができます.
今回の研究会では,広義な意味での身体性に関係したインタラクション研究を広く募集します.
さらに大阪大学の細田耕先生をお招きして,知的なロボットを開発する上での身体性の
重要性についてご講演をいただきます.もちろん上記テーマ以外のHCIに関連する一般テーマの
発表も歓迎します.みなさまのご発表,ご参加をお待ちしております.

■招待講演:
「柔らかい身体を持つヒューマノイドの知能とHCI」
Intelligence of Soft Humanoid Robot and HCI
細田耕(大阪大学大学院基礎工学研究科)
人間とコミュニケーションをとれるヒューマノイドロボットを作ろうとするとき,
人間と同じような筋骨格構造や,柔らかい皮膚を持つということがどういう意味を持つのか,
身体性の共通項が生み出すコミュニケーション上の暗黙知について,筋骨格ロボットを
作りながら構成的に得た知見について議論しましょう.

発表申込と論文投稿のご案内

■発表申込締切: 2016年11月30日(水)
■原稿締切予定: 2016年12月21日(水)※厳守
■原稿ページ: PDF形式 8ページ以内
※原稿締切が厳格化されています。一切の遅延が許されませんのでご注意ください!

Webフォーム経由での申し込みになります。
以下URLの「発表申込」メニューからお申込ください。
発表申し込み先: https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/hci
論文タイトル・概要・著者リストなどの情報を手元に用意した上で、
https://ipsj1.i-product.biz/ipsjsig/hci
からリンクをたどって、フォームに記入して申し込みをしてください。原稿の送付も同じシステムで行います。
原稿フォーマットについては情報処理学会の下記URLを参照してください。
http://www.ipsj.or.jp/kenkyukai/genko.html

プログラム

発表時間は多少前後する可能性があります.
発表時間: 20分(15分発表5分質疑を目安に各自で調整)

一部の発表がキャンセルされたことに伴い,
初日の各セッション開始時間が修正されています.ご注意下さい.


■1日目:2017年1月23日(月)
10:00-受付

10:30-11:10 セッション1(認知・行動)
・リズム相互作用が導く時間知覚の間主観的同期
 高橋 英之(大阪大学)伴碧(同志社大学)

・知覚交差実験による他者の存在感の定量的解析
 小島 大樹(東京大学)岡瑞起(筑波大学)飯塚博幸(北海道大学)池上高志(東京大学)

11:20-13:00 セッション2(生体情報)
・歩行の習慣づけにむけた歩数と外的要因の関係性の解析
 鈴木真生(立命館大学大学院)大槻涼(立命館大学)若尾あすか(立命館大学大学院)松村耕平(立命館大学)杉山治(京都大学医学部附属病院先制医療・生活習慣病研究センター)野間春生(立命館大学)多田昌裕(近畿大学)

・2者間インタラクションにおける痛みに対する生理反応の収束プロセス
 村田藍子(早稲田大学理工学術院)亀田達也(東京大学大学院)渡邊克巳(早稲田大学理工学術院)

・歩行動作のシミュレーションが空間的視点取得に果たす役割
 武藤拓之(大阪大学大学院/ 日本学術振興会)松下戦具(大阪大学大学院)森川和則(大阪大学大学院)

・肩の筋疲労測定を用いた姿勢改善支援システムの検討
 馬場南実(筑波大学)嵯峨智(筑波大学)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

・周辺視野への視覚刺激提示が時間評価に及ぼす影響
 松井啓司(明治大学)中村聡史(明治大学)

13:00-14:30 休憩

14:30-15:50 セッション3(人とロボット)
・健常者をセンサノードとして用いたバリア検出の基礎検討
 宮田章裕(日本大学)荒木伊織(日本大学)王統順(日本大学)鈴木天詩(日本大学)

・ショッピングモールにおけるグループ来訪者にお互いの気持ちの理解を促進するための買い周り行動振り返りの試み
 若尾あすか(立命館大学)松村耕平(立命館大学)野間春生(立命館大学)

・被覆接触によるロボットの性格印象変化における外観の影響
 山下裕基(大阪大学大学院)石原尚(大阪大学大学院)池田尊司(金沢大学)浅田稔(大阪大学大学院)

・対話意欲を喚起する要因の人-アンドロイド間比較
 内田貴久(大阪大学,国際電気通信基礎技術研究所)港隆史(国際電気通信基礎技術研究所)石黒浩(大阪大学,国際電気通信基礎技術研究所)

16:00-17:00 招待講演 「身体とインタラクション」細田耕(大阪大学大学院)

17:10-18:30 セッション4(スマートHCI)
・スマートフォン上のスクリーンキャプチャ画像探索手法の提案
 前島紘希(明治大学)中村聡史(明治大学)

・SNS にみる新規語彙の生成・選択・揺らぎの現象
 岡瑞起(筑波大学)西川仁將(筑波大学)佐藤晃矢(筑波大学)橋本康弘(筑波大学)池上高志(東京大学)

・PhoToDo:写真によるToDo管理システムの提案
 松田滉平(明治大学)中村聡史(明治大学)

・ユーザ由来のデータの解析・視覚化を行う Pub/Sub システム
 末吉佑一(東京電機大学大学院)岩井将行(東京電機大学)

19:30-懇親会
 費用:一般5000円,学生3000円程度を予定
 参加希望者は以下のフォームから1月13日までに申し込みをお願いします.
 回答フォーム

■2日目:2017年1月24日(火)
9:10-受付

9:20-11:00 セッション5(手によるインタラクション)
・インタラクティブな手書き幾何作図のための自由曲線整形法
 神谷葉月(室蘭工業大学)伊藤友彦(室蘭工業大学)佐賀聡人(室蘭工業大学)

・タブレット端末における息を用いたインタラクションの提案
 小山雄斗(東京都市大学大学院)岡誠(東京都市大学)森博彦(東京都市大学大学院)

・色光・照度を制御可能なペーパーユーザインタフェースの提案
 大黒智貴(同志社大学)間博人(同志社大学)松井健人(同志社大学大学院)山下大輔(同志社大学大学院)三木光範(同志社大学)

・聴覚障害学生向け実技演習における教示履歴提示の有効性について
 鈴木拓弥(筑波技術大学)長嶋祐二(工学院大学)

・3次元ビューア機能付医療用手話辞書の作成
 渡辺桂子(工学院大学)幸田拓也(工学院大学)長嶋祐二(工学院大学)

11:10-12:50 セッション6(タッチインタラクション)
・SwipeMarker: 静電容量方式マルチタッチパネルにおけるスワイプ操作を用いたマーカ
 川畑裕也(筑波大学大学院)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

・タッチパネル端末におけるオブジェクト操作のためのマルチタッチジェスチャの評価
 島佳吾(筑波大学大学院)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

・プロトタイピングのための紙製タッチセンサの設計及び操作認識プログラムの開発
 山路大樹(筑波大学大学院)久保勇貴(筑波大学大学院)杉山慎一郎(筑波大学大学院)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

・導電繊維編み込み手袋を用いた指の曲げ計測手法
 高田崚介(筑波大学大学院)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

・複数一人称視点映像閲覧における行動空間とカメラ位置姿勢の3次元可視化による効果
 杉田祐樹(東京大学生産技術研究所)樋口啓太(東京大学生産技術研究所)米谷竜(東京大学生産技術研究所)佐藤洋一(東京大学生産技術研究所)

12:50-13:50 休憩(運営委員会)

13:50-15:30 セッション7(バーチャルリアリティ)
・直線運動と回転運動が共存する場合のベクション効果の分析
 古賀宥摩(立命館大学)新井啓介(立命館大学)三浦勇樹(立命館大学)小西晃広(立命館大学)橋口哲志(立命館大学)木村朝子(立命館大学)柴田史久(立命館大学)田村秀行(立命館大学)

・没入型映像空間での周辺視刺激で生じるリニアベクション効果の分析 (3) ~上昇・下降方向のリニアベクションに対する実験結果~
 小西晃広(立命館大学)石津航大(立命館大学)橋口哲志(立命館大学)木村朝子(立命館大学)田村秀行(立命館大学)

・没入型映像空間での周辺視刺激で生じるリニアベクション効果の分析 (4) ~広視野HMDでの現象確認と拡張実験~
 石津航大(立命館大学)小西晃広(立命館大学)橋口哲志(立命館大学)木村朝子(立命館大学)柴田史久(立命館大学)田村秀行(立命館大学)

・隠消現実感技術を用いた実物体の視覚的消去による触力覚への影響
 田中美帆(立命館大学)大嶋佳奈(立命館大学)橋口哲志(立命館大学)森尚平(慶應義塾大学)柴田史久(立命館大学)木村朝子(立命館大学)

・RFIDリーダと方位センサを搭載したパッシブRFタグを用いたインタラクティブVRコンテンツの開発
 篠原雅貴(東京電機大学大学院)柴原直也(東京電機大学大学院)佐伯典貢(株式会社TAKAYA)野口正寿(株式会社TAKAYA)岩井将行(東京電機大学)

15:40-17:20 セッション8(ヒューマンセンシング)
・モノづくりの場における感情抽出を目的としたラバン特徴量の自己組織化マップに基づく評価
 谷川力斗(関西学院大学)山崎陽一(関西学院大学)山本倫也(関西学院大学)長田典子(関西学院大学)

・加速度センサを用いた運動強度判定システム
 諸戸貴志(中京大学)濱川礼(中京大学)

・ユーザの瞬目累積数を用いた疲労度推定手法の実装とその評価
 三井健史(中京大学)濱川礼(中京大学)

・室内環境・生体情報による 複数のセンサを用いた非接触集中度推定測定システム
 川隅恭介(東京電機大学大学院)岩井将行(東京電機大学)

・コンテキストに応じたスマートウォッチ・スマートフォン併用時のUIの検討
 久保勇貴(筑波大学大学院)高田崚介(筑波大学大学院)志築文太郎(筑波大学)高橋伸(筑波大学)

SIGHCI171担当
主査:河野恭之(関学大)
幹事:寺田和憲(岐阜大)/光永法明(大教大)/井原雅行(NTT)/真鍋宏幸(NTTドコモ)/鈴木優(宮城大)/玉城絵美(早稲田大)
担当運営委員:山本倫也(関西学院)/草野孔希(NTT)/高橋英之(阪大)/梶克彦(愛知工大)/棟方渚(北大)